SUPで釣りをするのに、リールは欠かせない道具の一つです。私もスピニングリール、ベイトリールを愛用しています。陸っぱりと違いSUP上で釣りをする場合、リールに水が被ることが多いです。特に海で使用する場合、出艇・着艇時に波を被ったり、ひどい時は海水にポチャンと落としてしまうこともあります。できれば水没は避けたいし、気を付けているけれど、身の安全を優先してタックルが犠牲になる事もあります。SUPフィッシングではリールにとって過酷な使用状況になるということです。
リールの故障・修理費用
愛用リールの一つにダイワの月下美人という機種があります。このリールには「マグシールド」というメカ部分の防水機構が採用されていて、高次元の防水性能を実現しています。その一方で自分で分解してのメンテナンスがしづらいです。
先日このリールの回転がスムーズでなくなり、回転時に異音を生じるようになりました。早めの修理が良いだろうと思い大手釣具店に持ち込み、メーカー修理を依頼しました。約2週間して修理完了してリールが戻ってきましたが、その修理費用は8,800円(税込)。ジグが2~3本買える費用にちょっと落胆しました(泣)。戻ってきたリールにパーツ交換した際の旧いパーツが同梱されていました。
これはひどい!ハンドル回転まわりの歯車に塩が固着して白い結晶になっています。これじゃあスムースに回転しないはずです。メーカーがこれを戻してきた意図は「もっと大事に使ってね」というメッセージなのだと思っています。
従来の釣行後リールメンテナンス
釣行後のメンテナンスをやってないんでしょ。と思われたかもしれませんが、私は釣行後には説明書記載の「おすすめの水洗い方法」の通り毎回常温の真水をかけて塩を流していました。
船釣りや陸っぱりでは、リールにかかった海水を洗い流す程度のメンテナンスで十分なのかもしれません。しかしSUPフィッシングでは不本意ながら海水に水没することもあります。シャワーをかけた程度ではメカ内部の塩は流れず、残った塩分が結晶となって塩噛みを起こしてしまうのでしょう。
最近実施している釣行後リールメンテナンス
以下に紹介するメンテナンスは、私自身の判断で行っている事であり。メーカーは推奨していません。この方法を真似てリールに不具合が生じても当ブログでは責任を負えませんので、予めご了承ください。
シャワーをかけた程度で塩が抜けないのであれば、真水にドブ漬けして塩を抜くしかありません。水汲みバケツに常温の真水を張ってその中にリールを水没させています。
画像の状態で約1時間真水に漬けた後、水を切って陰干しして水分を抜きます。この時お湯は絶対に使いません。お湯だとグリスやオイルが流れてしますからです。
またなぜ1時間かというと、、、最初は10秒程度しか漬けていませんでした。リールを引き上げてから水をちょっと舐めてみると、あまり塩味がしませんでした。1時間放置後に「味見」すると、、、ほのかにしょっぱい!2時間後に味見すると同様にしょっぱい、けど1時間の時と変わらなくね?ということで1時間にしてます。
このメンテナンス方法を取り入れて約2か月。特に不具合も生じず快調に使用できています。今後もこのメンテナンスを続けて、もし不具合が生じたらこのブログでお知らせしていきます。
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